百十四銀行(高松市)は、香川県民の景況感や消費の実態などをアンケート調査しました。
1年前と比べて景気はどうかを尋ねたところ、「悪くなった」が39%で、「良くなった」の9%を大きく上回りました。
1年前と比べて暮らし向きはどうかを尋ねたところ、「ゆとりがなくなってきた」が50%で、「どちらともいえない」が43%、「ゆとりが出てきた」が7%でした。
過去1年間の消費支出額について尋ねたところ、コメや野菜などの「食材など」の支出額が増えた人が77%と最も多く、「惣菜など」が41%、ガソリン代などの「交通費など」が22%などでした。
逆に支出額が減ったのは、「外食費」16%、「衣料品など」15%、「旅行・レジャーなど」15%などでした。調査した百十四経済研究所は「コメやガソリンなどの値上がりを受け、節約志向が益々強まった」としています。
暮らしの実感について年代別に分析したところ、「ゆとりがなくなってきた」の割合が最も多かったのは50代で、「ゆとりが出てきた」の割合が最も多かったのは20代でした。
調査は2025年8月から9月にかけて、香川県内在住の20~69歳を対象にインターネットで行い、531人から回答を得ました。