ウクライナ北部のチョルノービリ原発にドローンが直撃し、火災が発生しました。ゼレンスキー大統領はロシア軍の攻撃と非難していますが、ロシア側は攻撃を否定しています。
ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、自身のSNSでロシア軍のドローンがウクライナ北部のチョルノービリ原子力発電所を攻撃したと明らかにしました。
映像では1986年に爆発事故を起こした4号機を覆うシェルターにドローンが突入し、炎が上がる様子が確認できます。
IAEA(国際原子力機関)は、ドローンは14日未明にシェルターに衝突し火災が発生したものの、内部に破損の兆候はなく、原発の放射線レベルは安定しているとしています。
一方、ロシア大統領府のペスコフ報道官は「原子力インフラ施設への攻撃はあり得ない」と述べ、ロシアはチョルノービリ原発を攻撃していないと述べました。
ペスコフ氏はウクライナ側がロシアが関与しているかのような疑惑を広めていると主張しました。