サウジアラビアでのアメリカとロシアの外相らによる協議が終了し、ウクライナでの戦闘終結に向けた協議を始めることで合意しました。
アメリカ国務省によりますと、米ロ両国は在外公館の業務など関係の正常化に向けた協議の枠組みを設置することで合意しました。
また、ウクライナでの戦闘を永続的で持続可能なすべての当事者が受け入れられる形で、できるだけ早期に終結させるため新たな高官協議を始めることでも合意しました。
そのうえで、戦闘終結後の経済協力などについて、米ロが土台作りを進めることでも合意しました。
今回の協議について「永続的な平和は1本の電話、1回の会合では不十分で、今回の協議で重要な一歩を踏み出した」と強調しましたが、トランプ大統領とプーチン大統領の会談については具体的な日程などは発表されませんでした。
一方、交渉に参加したロシアのウシャコフ大統領補佐官は、ウクライナ問題を巡ってはしかるべき担当チームがしかるべき時期に交渉を開始するだろうと述べ、合意への道のりの遠さを浮き彫りにしました。
経済問題を担当したロシア直接投資基金のドミトリエフ総裁は、会談は前向きだったと指摘しました。