外国為替市場は日銀の動きを警戒しています。
早期の追加利上げに踏み切るのではという見方から一時、1ドル=149円20銭台まで円高が進みました。
しかしその後、日銀総裁が国会で「長期金利は市場で形成されるのが基本だが、急激に上昇する例外的な状況では機動的に国債買い入れ増額を行う」としたこれまでと同様の発言を市場は長期金利の上昇への牽制(けんせい)と受け止め、1ドル=150円台に戻しました。
日経平均株価の午前の終値は20日より41円高い3万8719円でした。
前日のアメリカ市場で株価の主要指数が下落したことなどから200円余り値下がりしましたが、その後、為替市場で円安が進んだことからプラスに転じました。