消防庁はマイナ保険証を活用して通院歴や服用薬などを確認し患者を搬送する、いわゆる「マイナ救急」の取り組みを来年度から全国規模で導入することを決めました。
救急車の出動は全国でおととし763万件を越え、搬送した人数も664万人と、これまでで最も多くなっています。
消防庁では去年以降、一部の地域で患者のマイナ保険証から、かかりつけの医療機関や病歴、飲んでいる薬などの情報を読み取って病院へ搬送する、いわゆる「マイナ救急」の取り組みを開始しました。
これまでに、高齢者や意識が朦朧(もうろう)していて意思疎通の難しい患者らの場合にマイナ救急で搬送が円滑に進んだということです。
消防庁は来年度からこの取り組みを全国規模に広げ、2026年度には本格実施したい考えです。