シリアの暫定政府は旧アサド政権を支持する武装集団との衝突が激化していた地域での作戦を終了したと発表しました。
シリア国防省は10日、北西部ラタキアなどで続いた衝突に関して「旧アサド政権の残党を無力化し、脅威は阻止された」として、軍事作戦を終了したと明らかにしました。
旧アサド政権を支持する武装集団と暫定政府の治安部隊との間で6日から続いた衝突では少なくとも1454人が死亡し、このうち市民の犠牲は973人に上ったとシリア人権監視団が発表しています。
この衝突について、暫定政府は事実関係を突き止めるために調査委員会を設置し、30日以内に報告をするとの考えを示しています。