自民党の麻生最高顧問、岸田前総理大臣と茂木前幹事長が10日夜、都内で会食しました。石破総理大臣の政権運営や党内情勢などについて意見交換したとみられます。
会食は茂木前幹事長の呼び掛けで3時間近く行われました。
自民党内では、新年度予算案を巡る野党との協議や高額療養費制度の見直しの方針転換などを巡って石破総理に対する不満が高まっていて、こうした状況についても意見を交わしたものとみられます。
3人で会食するのは去年9月の総裁選以降、初めてです。
前の岸田政権では副総裁、幹事長として岸田前総理を支え、「3頭政治」と呼ばれました。
総裁選の決選投票では、麻生最高顧問と茂木前幹事長が高市氏を支援した一方、岸田前総理大臣は石破総理を支援するなど対応が分かれ、関係の悪化もささやかれていました。
3人は、それぞれ若手議員らを集めて会合を開くなど動きを活発化させています。