日中両政府は、中国が停止してきた日本産牛肉の輸出の再開に向け、関連する協定を近く発効させる方向で調整に入ったことが分かりました。
橘官房副長官 「日中動物衛生検疫協定を早期に発効させたうえで、中国側に対して日本産牛肉の対中輸出再開に向けて必要なプロセスの加速化を働き掛けて参ります」
中国は「BSE」の発生を理由に、2001年から日本産牛肉の輸入停止措置を続けています。
橘副長官は、措置の解除に向け「政府一丸で早期実現を目指す」と強調しました。
10日、シンガポールで行われた日中外相会談で、岩屋外務大臣と王毅外相は輸入再開に向けたプロセスを加速するため、協定の早期発効について協議していました。