深刻な人道危機が続くパレスチナ・ガザ地区で、栄養食品を受け取るために集まった人々をイスラエル軍が空爆し、子ども10人を含む15人が死亡しました。
ガザ当局によりますと、10日、ガザ中部にある医療施設の前でイスラエル軍の空爆があり、子ども10人と女性3人を含む少なくとも15人が死亡しました。
医療施設では、栄養失調の子どもの治療や、妊婦の検診などが行われていて、犠牲者の多くは、栄養補助食品を求めて並んでいたということです。
ガザ当局は「子どもや女性を標的にした意図的な殺害であり、明らかな国際法違反だ」と非難しました。
一方、イスラエル軍はイスラム組織「ハマス」の軍事部門のメンバーを標的にしたと主張しています。