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車内に“冷却スプレー”何が? “暑さ対策”が爆発原因か

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 車が爆発した原因は“熱中症対策”だった可能性が出てきました。異例の暑さのなか、運転席で一体、何が。

■車内に“冷却スプレー”何が?

 窓が吹き飛び、屋根が大きくめくれ上がった車。6日、札幌市の駐車場で乗用車が突然、爆発しました。

近くにいた人 「ドーンという音だった。(音の)大きさと威力にびっくりして、怖いと」

 警察によりますと、破裂していない冷却スプレーが爆発した車の中と、その近くにあったということです。

 スプレー缶が破裂してないにもかかわらず、車は爆発。一体、何があったのか。

 広島県では冷却スプレーを使った後に車が爆発した事故が…。

 事故が起きたのは2020年。運転手が窓を閉め切った状態で冷却スプレーを30秒ほど噴射。タバコを吸おうと火を付けたところ爆発したということです。

 NITE(製品評価技術基盤機構)が行った実験でも冷却スプレーを体に吹き掛けた後、シャツに火を近付けると一気に燃え広がりました。

NITE 山崎卓矢さん 「(スプレー缶には)噴射剤としてブタンガス、LPガスなど可燃性ガスが入っている場合がある。換気の悪い、狭い空間だといつまでも可燃性ガスが空気中に漂っている、その状態で火気があるのは非常に危険」

 札幌市の事故で車を運転していた49歳の男性と近くにいた30代の女性が救急搬送されました。

 冷却スプレーから出たガスに何らかの原因で引火して爆発した可能性があり、警察は男性の回復を待って事情を聴く方針です。

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