南米ブラジルにあるトヨタの自動車工場が大雨と強風により深刻な被害を受けました。工場の再開めどは立っていないということです。
22日午後、サンパウロ近郊のポルトフェリスにあるエンジン工場が激しい雨と強風に見舞われました。
現地メディアによりますと、工場は風速25メートルの強風などで壊滅的な被害を受けたということです。
ドローンの映像には屋根の大部分がなくなった工場が捉えられていて、ブラジルトヨタは工場の構造に深刻な損害が発生したと明らかにしています。
ロイター通信によりますと、およそ30人の従業員が軽いけがをしました。
また、現時点では操業再開のめどは立っていないということです。
ブラジルトヨタは10月16日に現地市場向けの新型「ヤリスクロス」の発売を予定していましたが、無期限に延期するとしています。