自民党総裁選挙の党員票を巡る問題を受け、小泉農林水産大臣が会長を務める神奈川県連が会見し、「ミスにより混乱を招いたことをおわびする」と陳謝しました。
自民党神奈川県連 梅沢幹事長 「我々、県連のミスによってですね、党員の有権者の大幅訂正が出たということを本当に皆さんに混乱を招いてしまったことをおわびしたいと思います。申し訳ございません」
梅沢幹事長は県連が去年の衆議院選挙で神奈川9区で落選した中山展宏元衆院議員にひも付く862人の党員について、6月20日に離党手続きを行っていたと説明しました。
総裁選挙が始まり、その党員らから投票用紙が届かないと指摘を受けたため、復党手続きをして投票用紙を速達で送付したということです。
梅沢幹事長は「週刊文春が、あたかも小泉さんを利するために離党させたというのは全くの誤解だ」と強調し、県連として抗議する考えを示しました。
小泉農水大臣も今月1日朝、「総裁選に不当な影響を与えかねない記事で遺憾だ」として抗議し、記事の訂正を求めるコメントを出しています。