香川県さぬき市の養鶏場で鳥インフルエンザが発生した問題です。養鶏場の汚染物の無害化など「防疫措置」が14日までに完了し、15日夕方から殺処分したニワトリの焼却が始まりました。
15日午後6時頃、殺処分されたニワトリの焼却場への搬入が始まりました。今後、4つの施設で1週間ほどかけて殺処分した全てのニワトリの焼却処分を行うことになります。
この問題は1月11日、さぬき市の養鶏場で飼育されていたニワトリから、四国で初めてとなる高病原性鳥インフルエンザが確認されたものです。 この養鶏場と、近くにある系列の養鶏場で、合わせて約9万2000羽が12日の夜までに殺処分されました。
香川県は、その後、2つの養鶏場で鳥のフンやえさなど、汚染物の無害化処理や鶏舎の消毒などを行い、14日午後5時過ぎに防疫措置が完了しました。 また、環境省は感染が確認された養鶏場の半径10キロ以内の、約10カ所で行った野鳥の調査の結果、異常はなかったと発表しました。