岡山市で災害時の避難所運営の研修会が開かれ、西日本豪雨での課題などを共有しました。
岡山県が開いた研修会には、県や市町村の職員ら約140人が参加しました。その中で、総社市と岡山県の職員が去年の西日本豪雨で感じた避難所運営の課題などを報告しました。
(真備町で活動した県職員はー) 「県庁に聞いても、倉敷市に聞いても、避難所に職員が何人入ってくるのか、全体像がなかなかわからなくて。当日、現場に行ってみないと、その時の体制がわからない悲惨な状況でした」
倉敷市真備町で活動した県職員は、避難所に運営を指揮する人間がいなかったことや、支援物資の受け取り方など多くの課題があったと報告しました。
講師を務めた、減災・復興支援機構の木村理事長は、避難所に配置された職員に運営に関する知識が不足していたのではないかと指摘しました。また、住民と協力した上で各避難所で組織をつくらないと運営は難しいと語りました。