思い出がよみがえります。西日本豪雨で被災した絵や写真を修復した展示会が、岡山市で開かれています。
水没し泥まみれだった絵は、泥を取り除くと油絵の質感がよみがえりました。
岡山市の天神山文化プラザでは、西日本豪雨で水没した絵や写真など大切な品を修復して展示しています。専門家や芸術家の有志らを中心に、これまで3000点以上を手がけました。
(記者) 「こちらの日記は、水没していたものを一旦バラして乾燥させ、再度 装丁し直したということです」
46冊の日記は船乗りの男性が10年以上綴った仕事や家族の記録です。 こちらは修復した写真。十分に乾かすと、色を定着させる液体に浸し、汚れを落とします。
(油彩画修復士/斎藤裕子さん) 「今まで大切にしてきたものを手元にお戻しすることによって、元気になっていただきたいなと思います」
この展示会は3月31日まで開かれ、修復活動は7月ごろまで続ける予定です。