2018年の西日本豪雨で水没した岡山県出身の洋画家の絵が修復され、倉敷市に戻されました。
修復されたのは、現在の井原市出身で大正から昭和にかけて活動した、片岡銀蔵さんの油彩画2点です。
作業を担当したのは、高梁市の吉備国際大学文化財総合研究センターです。倉敷市が所有し真備支所などに飾っていましたが、2018年7月の西日本豪雨で水没し破損しました。
(吉備国際大学 文化財総合研究センター/大原秀行 センター長) 「この絵が来た時は表面に塗ってる絵の具の破片の全面が、うろこ状に反ってしまっておりました」
反り返った絵の具を温めて軟らかくしキャンバスに貼り付けました。油彩画は所有する倉敷市が引き取り、真備支所に飾られます。
センターでは片岡銀蔵さんの絵をもう1点修復中で、6月ごろ、倉敷市に引き渡す予定です。