四国電力が今年度の第1四半期の連結決算を発表しました。伊方原発3号機が再稼働した影響で、前年同期の赤字から112億円の黒字に転換しました。
(四国電力/長井啓介 社長) 「伊方3号機の稼働効果は、月間35億円くらい。35億円の3カ月分が如実に表れたもの」
四国電力の第1四半期の売上高は1789億円で、去年の同じ時期と比べて132億円増えました。伊方3号機が再稼働して、卸販売電力量が大幅に増加したり、火力発電の修繕費が減少したりし、営業利益は112億円でした。
昨年度の第1四半期は伊方3号機が稼働しておらず、47億円の赤字でした。しかし、電気事業の競争の激化で小売販売電力量は減少し、今年12月には伊方3号機が定期点検で運転を停止します。
長井社長は、太陽光発電パネルや蓄電池のベンチャー企業2社に出資し、新たな収益源の拡大を目指す考えを示しました。