1日の検査処理能力は、中四国最大規模です。
帰省や出張前などに気軽にPCR検査を受けてもらおうと、高松市に民間の検査センターが誕生します。
高松市牟礼町に完成したPCR検査センター「Setolabo衛生検査所」です。予防医療の普及などに取り組んでいる高松市の企業が運営します。
ドライブスルーや郵送で香川県だけでなく、四国、中国、関西地方などからも検体を受け付けます。持ち込まれた検体は、常駐する臨床検査技師が専用の部屋で処理して検査の準備をします。
(記者)
「この部屋はこちらの陰圧装置で気圧を低くしているため、ウイルスが外に出ない仕組みになっています」
従来の方法では検査前の準備に約1時間かかっていましたが、この検査センターでは10分で出来るキットを使います。
また、最新の検査機器を導入したことにより約1時間で結果が判明するため、午後3時までに検体を持ち込めばその日のうちに結果が分かります。
この検査センターでは、1日に最大で約3500件の検査が出来ると見込んでいます。
(Setolabo衛生検査所/福井望さん)
「より気軽にPCR検査を受けることで陰性を確認して安心して、新型コロナ前の生活のように過ごしていただけるような場所になればいいなと考えています」
帰省や旅行、出張などに安心して行けるように検査を受けてほしいとしていて、料金は香川県民は5000円、それ以外の人は7800円からです。
このPCR検査センターは高松市保健所の最終認可が下り次第、運用を始めるということです。