岡山県の総社市や倉敷市を走る井原鉄道で、大原美術館の名画をデザインしたアート列車の工事が始まりました。
大原美術館の絵画を切手風にしたシールを列車の窓に丁寧に貼り付けていきます。
デザインを担当したのは現代美術家の太田三郎さんです。車体は、絵画の額縁をイメージした金色に塗装します。
アート列車を企画したのは、総社市や倉敷市を走る井原鉄道です。
2020年11月、クラウドファンディングで約720万円の資金を集めました。
井原鉄道では新型コロナの影響などで、2020年4月から12月までの期間に利用者が前の年より約25パーセント減っています。
アート列車の運行で集客を図り、地域を盛り上げたいとしています。出発式は3月下旬の予定です。
(現代美術家/太田三郎さん)
「普通乗ることがないようなすごい電車になると思うんですよね。田園地帯を走って行くところをぜひ早く見たいと思います」