ニューヨークで活動する画家・依田洋一朗さんの展覧会が、高松市の美術館で開かれています。
こちらを見つめる黒猫の油絵。タイトルは「I Am A Cat」。夏目漱石の小説「吾輩は猫である」に登場する猫をモチーフに描いたものです。
作者の依田洋一朗さんはニューヨークで活動していますが、生まれは高松市です。アメリカの劇場や俳優を中心に描いてきましたが、初めて日本の小説を題材に制作しました
「吾輩は猫である」の個性豊かな登場人物のポートレートが並びます。
猫である「吾輩」の家の手伝いとして仕える「おさん」が、「吾輩」の首筋をつかんで外へ放り出す時の様子を描いた作品は、お互いの表情が関係性を物語っています。
この展覧会は9月11日まで開かれています。