吉備路ゆかりの文学者が「墨」で書いた文字を集めた企画展が、岡山市北区の吉備路文学館で開かれています。
会場には内田百間や柴田錬三郎といった吉備路にゆかりのある小説家・歌人・書家ら28人の「墨文字」による掛け軸や色紙など90点が展示されています。
岡山市出身の童話作家・坪田譲治の作品は、どことなく幼く、親しみのある字体で「故郷」を連想させるフレーズをつづっています。
高梁市出身で2023年で生誕140年を迎えた清水比庵は、躍動感のある個性的な文字で、2つの短歌をしたためました。
会場には清水が愛用していた筆や硯なども展示されています。
企画展「墨書で文学」は5月28日まで開かれています。