岡山県の公立高校のトイレに生理用ナプキンを置いてもらおうと、岡山市の高校生が県教育委員会に提言書を手渡しました。
13日に提言書を手渡したのは、岡山後楽館高校の3年生3人。彼女たちは「生理革命委員会」のメンバーです。
生理革命委員会は、「総合的な探求の時間」の授業から生まれたグループです。
3人は岡山県教育委員会に、公立高校のトイレに生理用ナプキンを設置してほしいと求めました。
現在、県内のほとんどの公立高校では、生理用ナプキンが必要な場合、保健室で受け取ることになっています。
(生理革命委員会/澤田まりあ さん)
「50分間の授業を集中できるか、不安のまま上の空で過ごすかの違いが生まれます。そこを軽くではなく重く受け止めていただきたい」
(岡山県教育庁 保健体育課/片岡敏行 課長)
「我々としても何ができるのかしっかり検討してまいりたい」
生理革命委員会は、高校生のニーズを確かめる実証実験が必要な場合、クラウドファンディングで集めたお金で、生理用品を提供するとしています。
(生理革命委員会/山領珊南 さん)
「生涯、生理用品にかかるお金が30万円から40万円。それを疑問に思って」
(生理革命委員会/澤田まりあ さん)
「家を出て5分後に忘れたって気付いても得られる安心感をつくりたい」
(生理革命委員会/山形萌花 さん)
「社会の中で隠れてそうな問題に目を向けてほしい」