暫定目標値を上回る有機フッ素化合物が検出され、飲料水としての使用を控えるよう呼び掛けられている岡山県吉備中央町の円城浄水場を巡り、2023年8月と9月に行われた給水栓の検査で、基準値を上回る塩素酸が検出されていたことが分かりました。
また町はこのことを保健所に報告していませんでした。
町によると、8月22日に円城浄水場系の案田給水栓で行った検査で、基準値(0.6mg/L以下)を上回る0.72mg/Lの塩素酸が検出されました。
その後、8月30日の再検査でも0.73mg/L、9月20日も1.1mg/Lと基準値を上回っていましたが、いずれも保健所に報告していなかったということです。
10月17日の検査では、基準値を下回る0.60mg/Lでした。
円城浄水場を巡っては、2022年10月の検査で暫定目標値の28倍となる有機フッ素化合物が検出されていたことが1年後に判明し、2023年10月から、町が飲料水としての使用を控えるよう呼び掛けています。