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旧香川県立体育館の解体再考を 民間団体が約5万人分の署名を提出「大きな民意」

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 建築家・丹下健三が設計した旧香川県立体育館の再生を目指す団体が18日、解体を考え直すよう求める約5万人分の署名を教育長らに提出しました。

 建築家らで設立した旧香川県立体育館再生委員会の長田慶太委員長が解体の再考を求める知事と教育長宛ての要望書と署名を淀谷教育長に手渡しました。

 署名は、2025年7月下旬から街頭とオンラインなどで集めた4万9247人分です。旧県立体育館の近隣住民が自主的に集めた解体に反対する署名も合わせて提出しました。

(旧香川県立体育館再生委員会/長田慶太 委員長)
「3カ月という期間でこれだけ集まるとは思ってなかったので大きな民意なんじゃないかというふうには受け取っています。僕らの(提案する)事業がたとえ具体性がないとしても、お金の使われ方として検証がまだできていないという状態で進んでいるということに対しては非常に問題意識を持ってます」

 香川県は19日に開会する11月県議会に解体工事の請負契約を8億4700万円で結ぶための議案を提案します。

 再生委員会は県議会にも陳情書を提出したほか、解体工事費の支出差し止めを求める住民訴訟を起こす方針です。

(香川県教育委員会/淀谷圭三郎教育長)
「非常に心苦しいわけではあるんですけど、われわれとしては安全性の確保をできるだけ急ぎたいということから解体の手続きを続けていきたい。まだまだ説明はしっかりと尽くしていかなければならないと思ってますのでまさに県議会の中でも丁寧に説明していきたい」

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