“浅はかな行動”が国際問題にまで発展しました。
オーストラリア国内で撮影されたとみられる映像。投稿したのはアメリカ人インフルエンサーの女性です。
インフルエンサー サム・ジョーンズ氏 「赤ちゃんウォンバットを捕まえたわ」
なんと、野生のウォンバットの赤ちゃんを母親の前で抱きかかえ、連れ去ったのです。
母親ウォンバットは、心配そうに後を追い掛け、女性の足元まで近付いてきます。
ずんぐりと丸く、ぬいぐるみのような姿のウォンバットは、カンガルーと同じく袋を持った哺乳類の一種です。
近年、山火事などで生息地が減少。オーストラリアでは国を挙げて保護に取り組んでいます。
そのため、映像が投稿されるや、批判が殺到。1分ほどで母親に返したと女性は主張していますが、専門家は…。
保護団体の幹部 「考えられるケースは、母親が恐怖を感じて逃げ出してしまうこと。そのまま生き別れになっていたかもしれない」
首相も怒り心頭です。
アルバニージー首相 「このインフルエンサーには他の動物にやってみることを提案します。クロコダイルの赤ちゃんはどうですか?」
オーストラリア当局は女性インフルエンサーのビザを取り消し、永久に入国禁止とする可能性も含めて検討しているということです。
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