パキスタン南西部で爆弾テロがあり、これまでに治安部隊の隊員を含む10人が死亡し、32人がけがをしました。
現地メディアによりますと、30日、パキスタン南西部のクエッタにある治安当局の建物の近くで爆発がありました。
建物の近くで車が爆発し、これまでに実行犯や治安部隊の隊員を含む10人が死亡し、32人が負傷したということです。
クエッタを州都とするバロチスタン州のトップは爆発について「テロ攻撃だ」と非難しています。
現地当局によりますと、爆発が起きる前、車に乗っていた実行犯と治安部隊との間で銃撃戦があり、治安部隊が4人を殺害したということです。
バロチスタン州ではパキスタンからの独立を目指す過激派組織によるテロが続いていて、3月には列車への襲撃で50人以上の犠牲者が出ていました。