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備前市の新たな名物を目指す「アナゴのしゃぶしゃぶ」 アピールしたい看板料理に苦労も 岡山

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 岡山県備前市の新たな名物を目指す料理の試食会が9日、開かれました。新型コロナ禍でも前を向く地方の観光業ですが、ある苦労も見られました。

 備前市の新たな名物を目指すのは「アナゴのしゃぶしゃぶ」です。

(記者)
「ぷりっぷりでこりっこりです。しゃぶしゃぶにするとアナゴはこういう食感になるんですね。おいしいです」

 備前観光協会が、備前市の新たな名物としてPRするために試食会を開きました。

(試食した人はー)
「のどごしが楽しめて、更にあっさりしてるから次から次へ食べたくなる」

「骨もあまり気にならなかったので、お子さんとかでも多くの人が食べられるような名物になるんじゃないかなと」

 備前市の日生湾に面する「旅館つり幸」では、10年前から地元で取れたアナゴのしゃぶしゃぶを提供しています。

 コロナ禍で売り上げが落ち込む中アピールしたい看板料理ですが、ある不安がありました。

(旅館つり幸/中磯泰知 社長)
「水揚げがなくなってくると、他の漁協さんに頼って仕入れていかないと営業できない、提供できなくなる」

 2019年度、日生漁業協同組合で水揚げされたアナゴは387キロ、10年前の1200キロと比べると約3分の1にまで減っています。

 備前観光協会は本来「地産地消」でのPRを目指していましたが、長く提供していくことを視野に入れて「日生で取れた」とは銘打たずにPRしていくということです。

(備前観光協会/船橋美可 事務局長)
「日生のアナゴとしたいんですけどなかなか水揚げ、漁獲高が少ないもんで、アナゴっていろんなとこで取れるわけですから、こういう食べ方もあるよっていうのが1つ皆さんにご紹介できたらいいなと」

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