1枚の写真にドラマが詰まっています。5月10日に始まった愛鳥週間に合わせて岡山市で野鳥の写真展が開かれています。
写真展は野鳥を身近に感じてもらおうと日本野鳥の会・岡山県支部が開いているものです。
(記者リポート)
「こちらは街中でもよく見かけるメジロなんですが、クチバシをよく見てみると金色の粉がついているのがわかります。実はこれ、花の蜜を吸ったあとを捉えた、お腹いっぱいの幸せの1枚なんです」
キセキレイの親がヒナに餌の昆虫を与えている写真。ヒナが独り立ちする直前の親子の様子だそうです。
繁殖のため夏に日本にやってくるブッポウソウの求愛行動を捉えた写真です。オスは捕った餌をプレゼントすることでメスにアプローチします。
ほほ笑ましい様子や厳しい自然に対峙する姿など全ての写真からさまざまなドラマが伝わってきます。
しかし、近年は環境の変化により激減している野鳥も多いということです。
(日本野鳥の会 岡山県支部/森本明倫さん)
「野鳥を守るために、自然を守るために、私たち人間が出来ることをしっかりとやって、環境を守っていく必要があるのではないかと思います」
写真展は5月14日まで岡山県生涯学習センターで開かれています。