運転手などにも労働時間の上限が課せられるいわゆる「2024年問題」を見据え、高松市がバス路線の再編案を示しました。13の路線で運行本数を約4割減らします。
高松市の交通事業者などが出席した法定協議会で再編案が提案され、了承されました。
それによりますと、ことでんバスが運行する高松市内の19路線のうち13路線で、平日は現在の428便を263~267便に、土日・祝日は現在の340便を201~205便に、いずれも4割ほど減便します。
また、2つの路線の2系統を廃止します。
「2024年問題」を見据え、他の路線と重複する区間や日中の利用者が少ない便を減らすことで運転手の業務量を減らし人員を確保する狙いです。
一方、鉄道との乗り換え拠点である「ことでん伏石駅」を経由する路線は新設や増便をし、利便性を確保したいとしています。
(高松市 交通政策課/吉峰秀樹 課長)
「やはり限られた運転手の数の中で、いかに全体のバスのネットワークを維持していくかっていうところが、今回非常に大きなポイントかと思っています」
再編計画は今後、国に提出し、「レインボー循環バス」は2024年3月から、それ以外は2024年4月からの再編を目指します。