イスラエル軍は、停戦開始以降初めてガザ地区に大規模な攻撃を実施しました。イスラム組織「ハマス」がアメリカの提示した停戦延長案を拒否したためとしています。
イスラエル軍は18日、ガザ地区全域でハマスのテロリストを標的とした大規模な空爆を実施したと発表しました。
中東のメディアは南部ハンユニスでは、住民らが身を寄せる避難テントが標的になったとしています。
ガザの保健当局によりますと、これまでに少なくとも44人が死亡し、150人がけがをしたということです。
イスラエルの首相府はハマスが人質の解放を繰り返し拒否したうえ、仲介するアメリカの停戦延長案を断ったためだと声明を出しました。
そのうえで「今後、ハマスに対して軍事力を増強して対応する」と強調しました。
これに対しハマスは「仲介者に対しイスラエルに合意に違反した全責任を負わせるよう要求する」と声明を出しました。
イスラエルがガザ地区に大規模な攻撃を実施するのは1月19日の停戦開始以降初めてのことです。