国会で審議されている選択的夫婦別姓制度を巡る法案について、立憲民主党の辻元代表代行は今の国会で結論を出すよう改めて訴えました。
立憲 辻元代表代行 「選挙に有利か不利かとかじゃなくて、30年間続いてきた課題、改革ですので国民の皆さんのほうを向いて、これは今国会でぜひ決着をつけることができればいいなと」
国会では、立憲民主党と国民民主党がそれぞれ提出した導入に賛成する法案と日本維新の会が提出した旧姓を使いやすくする法案が審議されていて、10日には識者や専門家を招いた参考人質疑が行われます。
自民党は、「国民の理解が深まっていない」などとして法案の早期の採決には反対する考えを示していて、国民民主党も「今の状況だとどの案も(過半数に届かず)否決される」として今の国会で採決せず、審議を継続すべきとの考えを示しています。
法改正は困難な情勢で、辻元氏は各党に対し「審議拒否や引き延ばしはやめてほしい」と述べたうえで、「法案の成立に向けて最大限努力し、採決に向かって進みたい」と強調しました。