天皇陛下がミクロネシアの大統領と皇居で面会し、今年が戦後80年にあたることを受けて「多くの方が亡くなられ、痛ましく思っている」と話されました。
天皇陛下は29日午前、来日しているミクロネシアのシミナ大統領を皇居の御所で出迎えられました。
小広間での懇談で陛下は、今年が戦後80年にあたることを受けて「ミクロネシアの特にチューク州で大変、多くの方が戦争で亡くなられ、痛ましく思っている」と話されました。
そのうえで、ミクロネシア政府が遺骨の収集や日本への移送に協力していることについて感謝を伝えられたということです。
また、地球温暖化の影響により、ミクロネシアで海水面の上昇や干ばつの問題が深刻になっていることなどについても言葉を交わされました。