中国では、抗日戦争勝利80年を記念する大規模な軍事パレードは先ほど終了しました。習近平国家主席やロシアのプーチン大統領、北朝鮮の金正恩総書記らが出席しました。北京から報告です
(井上桂太朗記者報告) 北京の天安門広場ではつい先ほどまでパレードが行われていました。支局が少し離れた場所にありますが、こちらまで戦闘機の音が聞こえてきました。
習主席は冒頭、「中華民族は暴力を恐れず、自立自強の偉大な民族だ。中国人民は歴史の正しい側に立ち、平和的発展の道を堅持する」と述べ、関税などで圧力を強めるアメリカのトランプ政権を強く牽制(けんせい)しました。
天安門の檀上には、習主席の両脇にプーチン大統領と金総書記が並び、時折、談笑するなど3者の連携を強くアピールしました。
軍事パレードでは、国産の100種類以上の最新装備が並びました。
軍事力は平和のために必要だとの説明でしたが、兵器は台湾や南シナ海の有事や核戦争などを想定しているとの見方もあります。
10年ぶりのパレードは、習主席が最も重視する安全や強国を国内外に見せつける場になりました。