2024年にノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会の田中熙巳さん(93)が高松市で講演し、核廃絶を訴えました。
(日本原水爆被害者団体協議会/田中熙巳 代表委員)
「被爆者たちが今まで語り継いで『核兵器を使ってはいけない』と言い続けてきたことをこれからの皆さんが引き継いでやっていってほしい」
田中さんは1945年、中学生の時に長崎市の自宅で被爆しました。
「香川県原爆被害者の会」が開いた講演会には市民約130人が参加し、田中さんの話を真剣に聞いていました。
(日本原水爆被害者団体協議会/田中熙巳 代表委員)
「(被団協の)70年の運動の成果が、(戦後)80年の間に広島、長崎の他に核兵器を1回も使ってなかった。そういう素晴らしい結果をもたらしてきた」
(講演を聞いた人は―)
「家族なり若い世代に伝えていかなくてはいけないと感じた」