香川県長寿社会対策課は、2024年度の高齢者虐待の件数や実態をまとめました。市町や県で受け付けた相談・通報のうち虐待と判断した件数は、養介護施設の従事者などによるものが7件(前年度11件)、家族や同居人などによるものが92件(前年度120件)で、ともに前年度を下回りました。
虐待を受けた高齢者は計99人で、種別・類型でみると、身体的虐待が73人、心理的虐待が35人、介護等放棄が17人、経済的虐待が14人などとなっています(複数回答)。
虐待を受けた高齢者は、男性が74%、女性が26%。年齢では75歳以上の後期高齢者が81.5%を占めています。また、68.5%は介護保険の認定を受けた介護が必要な高齢者でした。
家族や同居人などで虐待をしたと判断された人の関係性をみると、息子が42.3%で最も多く、次いで、夫(22.7%)、娘(16.5%)、妻(6.2%)などとなっています(虐待者が複数のケースも含む)。
市や町は、虐待があった介護施設の立ち入り検査などを行い、改善計画の提出を求めたり、勧告・命令を行ったりして指導しました。
また、家族などによる虐待のうち、介護サービスを利用させたり一時入院させたりして「分離」したケースは全体の2割強にとどまっています。分離していない場合は、市町や関係者が家族と高齢者の双方を支援しながら同居生活を続けているということです。