日本と韓国の国交正常化60周年を記念して、東京タワーと韓国のNソウルタワーが同時にライトアップされました。今後、日韓関係はどう進むのか、解説です。
ソウルのシンボルのタワーが点灯しました。日韓それぞれの国旗をモチーフに赤と青のカラーが輝いています。
日韓両政府はこの節目を捉え、ここ数年の良好な関係を一層、前に進めていきたい考えです。
ただ、韓国では尹(ユン)大統領の弾劾(だんがい)裁判が進むなか、外交は「機能停止」しています。
仮に政権交代が起きた場合には、前向きな状況がストップしてしまうことも懸念されています。
さらに、日韓関係は対北朝鮮での協力を土台にしていて、金正恩総書記との対話に前向きなトランプ大統領が頭越しに交渉を進めれば、足並みの乱れも不安視されています。
日韓双方の政治状況が不安定ななかで、外交に力を入れる余力も乏しく、しばらくは様子見が続いていくことになりそうです。