アメリカと中国の閣僚による貿易協議がロンドンで始まりました。中国によるレアアースの輸出規制を巡って、打開策を見出せるかが焦点となります。
ロンドンで9日に行われた米中の2回目となる閣僚級協議には、アメリカからベッセント財務長官、中国から何立峰副首相らが参加しました。
米中は先月、互いに関税を引き下げ、90日間で協議を進めることで合意しましたが、アメリカは中国がレアアースの輸出規制を続けているとして是正を求めています。
アメリカ トランプ大統領 「中国とはうまくやっているが簡単な相手ではない。(協議については)良い報告しか聞いていない」
一方、中国はアメリカによる一連の関税強化や半導体の輸出規制の撤廃を求めていて、協議は10日も行われる見通しです。