1100を超える銘柄の日本酒を審査する世界最大規模の品評会が都内で行われました。
今年で11回目となる「SAKE COMPETITION」には、全国から市販の日本酒1163本が出品されました。
専門家らで構成された審査員が銘柄を隠して、味や香りなどから審査を行ってきました。
今年は、去年夏の猛暑の影響でコメが硬くて水に溶けにくく、多くの蔵元が醸造に苦労したということです。
審査は6部門で行われ、手ごろな価格の純米酒部門では静岡県の「磯自慢 雄町 特別純米53」が1位に選ばれました。
また、純米吟醸部門では三重県の「寒紅梅 純吟醸 山田錦50%」、純米大吟醸部門では神奈川県の「盛升 純米吟醸」、Super Premium部門は、岡山県の「極聖 純米大吟醸 天下至聖」、海外出品酒部門は米ニューヨークの「DASSAI BLUE Type23」、モダンナチュラル部門は青森県の「田酒 純米大吟醸 山廃」がそれぞれ1位に輝きました。
日本酒は近年、海外での人気が高く、去年12月には、日本酒を含む「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されています。