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最低賃金議論 大詰め 非正規労働者「生活立ち行かず」

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 今年の最低賃金の引ぎ上げ額の目安を決める議論が29日、大詰めを迎えます。最低賃金で働く非正規労働者からは「物価高で生活が立ち行かない」と悲痛な声が上がっています。

 出版関連の仕事で非正規労働者として働く、川邉隆さん(58)の時給は東京都の最低賃金と同じ1163円です。

 勤務後に工場で働くダブルワークで家計を支えます。

川邉隆さん 「(7月の)総支給額が13万8000円くらい。物価高で節約とか考えているんですけどね。社員食堂でも驚くことに8月から20%値上げ。もう忍耐ですね、我慢」

 政府が2020年代に全国平均1500円の目標を掲げるなか、労使双方で引き上げの必要性は一致しています。しかし、飲食店の経営者は人件費の増加が経営をさらに圧迫すると指摘します。

焼肉・韓国料理KollaBo 任和彬社長 「人件費の依存度が高い外食産業にとってみれば(引き上げは)ダメージが大きい。価格転嫁ができる状況をつくるなかでの最低賃金の議論があればうれしい」

 午後3時から始まる大詰めの議論は、深夜までかかる見込みです。

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